こんにちは
初めまして、ママ薬剤師のカーコです
肥後薬局ホームページの一新に伴い、ブログも新しくこちらで始めることになりました
薬に関すること・肥後薬局に関すること・採用情報・日常の小ネタなど、
色々とアップしていこうと思いますので、どうぞ宜しくお願いします
記念する第1回目は昨年の11/22・23に鹿児島で開催されました
第48回日本薬剤師会学術大会についてお届けします。
肥後薬局では教育研修に力を入れており、今回も多数の薬剤師が参加しました
その際の報告書を1部ご紹介したいと思います。
<ランチョンセミナーより>
皮膚疾患の治療にあたっては、ほとんどの場合、薬物治療が必要になります。
成人のアトピー性皮膚炎など、慢性に経過する疾患においては、
ストレスや心理的状態が経過に影響することもしばしばで、
いったん改善した症状が再燃を繰り返す要因の一つとなります。
治療の柱となる薬物治療の効果を十分に引き出すには、
2つのポイントがあると考えているようです。
皮膚科診療のポイントの一つ目は、外用剤の使い方とスキンケアです。
ステロイド外用剤の塗布の仕方、スキンケアの役割を再確認しましょう。
また、角層はラップ一枚程度の厚み(0.02㎜)しかないので、
入浴後体を拭く際も、強く拭くのではなく
優しく押さえるようにするなどの注意が必要です。
強く拭くとタオルドライと言われるバリア機能低下の要因になります。
ポイントの二つ目は、生活習慣についてです。
適切な生活習慣が治療を支えるのはいうまでもなく、
外用剤の塗布やスキンケア指導に加えて、痒みや痛みによる不眠などの
生活面でのアドバイスが大きな役割を果たすことが少なくないようです。
また、あるポスター発表より、
後発品であるヘパリン類似物質油性クリーム「日医工」「ニプロ」の
2薬剤と数種の軟膏・クリームを各々混合した際の混ざり具合を
比較した結果、両者で安定性に違いがみられたという内容について、
普段の調剤段階ではあまり変化が見られないので、
気にしていなかった問題点の発見になり、
とても有意義な学会内容だったとのことです。
同じ先発品をもとにした後発品でも、会社によって安定性など
違いがみられることがるため、何か気になることがありましたら
店舗薬剤師にご相談ください。
学会では勉強は勿論のこと、鹿児島の地酒、郷土料理、
観光地など学会以外でも参加者各々堪能したそうですよ
今年は名古屋です