中国四国支部学術大会報告

こんにちは!ママ薬剤師のカーコです

平成28年11月5日・6日、岡山県の就実大学で行われた日本薬学会・日本薬剤師会・日本病院薬剤師会中国四国支部学術大会に副社長が参加してきました

会場は大盛況だったようです

今回はその中で副社長の印象に残った報告についてご紹介します。

 

「精神科の薬物療法(統合失調症)単剤化に向けて薬剤師からのアプローチ」

近年、精神科において抗精神病薬の単剤化による治療が推奨されてきている反面、実践は難しく未だに多剤併用が続いている現状があります。この報告でも病院での薬剤総合調整加算を取るための取り組みで、薬剤師による単剤化の提案で副作用の軽減を狙ったようですが、実際は厳しいとのこと。取り組んでいるもののやはり医師との間の関係性で進んでいない感じでした。

 

「在宅医療における薬介連携の必要性―在宅患者の残薬対策について―」

ある薬局で在宅における残薬を減らす取り組みの報告。残薬の原因は全体の22.1%で飲み忘れや家族による与薬忘れが多かったとのことです。訪問介護や通所介護の利用時間帯等を考慮に入れた処方提案が服薬コンプライアンスの向上につながったとのこと。

 

今回の学会報告も参考にし、肥後薬局では在宅医療に力をいれて、より患者さまのために発展していきたいと思っています